旅人の夜 第7夜「ペンギンに出会う旅」
世界中飛び回るバックパッカーも、旅に憧れるパッカー予備軍も、
旅好きならだれでも大歓迎のトークショー&飲み会。
真冬の第7夜は、かわいいペンギン写真であったかくなりましょう。
パタゴニア、フォークランド諸島、はては南極大陸まで、
ペンギンを続き...
- Posted by 旅の達人ブログ 秘境散歩 at 2008/12/13 13:24:44
世界中飛び回るバックパッカーも、旅に憧れるパッカー予備軍も、
旅好きならだれでも大歓迎のトークショー&飲み会。
真冬の第7夜は、かわいいペンギン写真であったかくなりましょう。
パタゴニア、フォークランド諸島、はては南極大陸まで、
ペンギンを
最後に落とし穴
今回の南極クルーズは、本当に恵まれたと思う。穏やかなドレーク海峡に始まり、南極に来てからも好天の連続で、素晴らしい光景に巡り合うことができた。氷山、海氷、ペンギンと、思う存分眺めることができ、何度も上陸して楽しんだ。高いお金を払っていても、天候は運次第であるだけに、これはもの凄い幸運であろう。
最後、南極から離れゆく船上でリーダーも認めていたように、ここまで幸運に恵まれることはそうはない。ツアーの段取りも完璧で文句なかったし、これだけ興奮の渦に包まれたのも初めてで、まさに旅の最後にふさわしいものであった。
しかし、あまりにも素晴らしい旅に酔いしれたせいか、南極を離れるとすっかり油断してしまい、今後の航海のことを忘れていた。考えてみると、これからまた2日かけて、魔のドレーク海峡を縦断しなければならないのだ…
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取っておきの海峡
今日でもう出発から7日目、いよいよ南極滞在の最終日となったが、今朝は5時に目覚まし音声が響いた。それもそのはず、数ある海峡の中でも、最も有名で雄大なルーメア海峡(Lemaire Channel)に入るからだ。ブース島(Booth Island)と南極半島に挟まれ、幅はわずかに400mと、大型船は通行できないほど狭い見所で、両側は高さ1000mの絶壁に囲まれているという。これを見逃す手はない。
しかし、こんな取っておきの海峡なのに、この日は朝からどんより曇り空で、パッとしない天気になっている。これが本来の南極らしい天候なのだが、これまでの3日が晴天に恵まれただけに、ちょっと残念である。もっとも、周囲が雲に隠れていないだけマシだと思うが。
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海峡からの絶景
夜のうちに南シェトランド諸島を離れ、朝6時半、モーニング・コールとともに起床すると、船はちょうどエレラ海峡(Errera Channel)に差しかかっていた。ここはロンジ島(Rongé Island)とアートウスキー半島(Arctowski Peninsula)に挟まれた狭い海峡で、海面には氷塊が浮かび、両側には氷河を戴く岩壁がそそり立っている。あいにく雲が立ち込めていて、視界があまり効かないが、好転を願いながら眺めていた。
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生態鑑賞
船は一夜のうちに南極海峡とブランスフィールド海峡を越え、再び南シェトランド諸島周辺に戻ってきていた。今日はあいにくの曇り空で、冴えない天気ではあったが、これが本来の南極の天候。文句は言うまい。
船は当初、まずデセプション島(Deception Island)に上陸する予定だったが、朝になって突然リビングストン島(Livingston Island)に向かうことになった。どういう事情かはわからないが、まぁ良い。まもなくハンナ・ポイント(Hannah Point)にたどり着き、ゾディアックに乗ってポイントに向かった。
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魔のドレーク海峡?
南氷洋(Southern Ocean)は、船乗りすら恐れる荒れた海域として知られている。曰く「吼える40°、唸る50°、叫ぶ60° (roaring 40's, howling 50's and screaming 60's)」。ウシュアイアは南緯55°に位置し、目指す南極半島は60°以南と、まさにこのエリアに当たるのだ。この1000kmほどの間には、しけることで有名なドレーク海峡(Drake Passage)が横たわっているが、これは避けて通れぬ最初の難関なのである。
ところが、朝起きてみると、驚くほど穏やかな海で拍子抜けしてしまった。外に出ても、風はあまり吹いておらず、極めて快適な航海だ。これから「魔のドレーク海峡」を越えるのに2日かかるが、こんな状態がずっと続いてくれれば幸いである。
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南極行の決断
南極――それは地球に残された、究極の秘境。分厚い氷に覆われ、眩いばかりの氷山、無数のペンギンと、崇高なまでの大自然が残されている。が、その一方で、ここは人間の生活など営めない厳しい環境であり、かつては冒険家か研究者のみが入域を許されてきたのだ。
しかし、そんな南極にも観光の手が及ぶようになり、今や年間2万人あまりの観光客が訪れるようになったという。当然、費用は相当なもので、大した預貯金もないニートには高嶺の花に思えたが、写真や映像を見るにつけ、ここにはどうしても行っておきたいという思いが強くなり、ついに南極行を決断したのであった。
南極のツアーというと、やはりクルーズが一般的で、主に(1)南米の南端から南極半島(Antarctic Peninsula)周辺を巡るコースと、(2)オーストラリアやニュージーランドからロス海(Ross Sea)方面に向かうものがある。このうち、後者は一層雄大な風景が見られるものの、料金は最低でも100万円以上、期間も1ヵ月に及ぶので、さすがに手は出せない…
他方、南米から南極半島に向かうのは非常にポピュラーで、料金は40万円ぐらいから、...