世界一周・海外旅行の持ち物リスト完全版|パッキングチェックリスト【テンプレ付き】

世界一周・海外旅行の持ち物リスト

「世界一周に行きたいけど、何を持って行けばいいのかわからない」「荷物を減らしたいけど、減らしすぎて後悔したくない」──そんな悩みを抱えている人へ。

本記事では、実際に世界一周を経験した筆者が、旅人の目線で選び抜いた持ち物チェックリストを徹底解説。必須アイテムから地域別の持ち物、軽量化のコツ、そして「持って行ってよかった物・いらなかった物」まで、すべてを網羅しています。

旅の準備で失敗したくないあなたにこそ、ぜひ活用してほしい保存版ガイドです。

パッキングの基本方針と注意点

初めての世界一周や長期の海外旅行では、「とりあえず荷物を詰めたけど、これで本当に大丈夫かな?」と不安になる人も多いはずです。実際、多くの旅人が旅の途中で「こうしておけばよかった」と後悔する“持ち物ミス”を経験しています。このセクションでは、基本的なパッキングの考え方を整理していきましょう。

あれ持ってくればよかった…を防ぐには?

世界一周のような長期旅行では、日本では当たり前に使っていたものが海外では意外と手に入らなかったり、現地での価格が高騰していたりします。例えば、「充電器を持って行ったけどコンセントの形状が合わなかった」、あるいは「薬が必要になったけれど現地の薬は体に合わなかった」といった失敗はよくある話です。

こうした“うっかり”を防ぐには、あらかじめチェックリストを使って計画的に荷物を見直すことが非常に効果的です。

荷物が多すぎて自由に動けないストレス

一方で、荷物を詰めすぎるのも問題です。空港や駅で移動するたびにバックパックが重くて汗だく、宿に着くたびに荷解きと整理が面倒…。さらに、飛行機の重量制限オーバーで追加料金を払う羽目になることも。

荷物が多いと、機動力を失い、旅の自由度が大きく損なわれます。特に途上国や交通インフラが不安定な地域を旅する場合は、身軽さが安全にも直結します。

現地で調達できるもの・できないもの

「現地で買えばいいや」と考える人もいますが、それが通用するのは都市部や観光地だけ。地方や辺境に行けば、生活用品ひとつ手に入れるのも一苦労。
また日本クオリティに慣れ親しんだ日本人には、化粧品や日焼け止め、高性能なガジェット類など、意外と現地で手に入らなかったり、質が悪く感じたりします。

逆に、普通のTシャツや下着、タオル類などは現地で安価に買えることも多く、「何を持って行くか」ではなく「何を持っていかないか」の選択が重要になります。

機内持ち込みか、預け入れか?

パッキングの内容は、「機内持ち込みだけで旅をするか」「荷物を預けるか」によって大きく異なります。本記事のリストはどちらにも対応できる構成ですが、以下のような特徴があります。

【機内持ち込みのみ】

  • メリット:ロストバゲージの心配なし/空港での待ち時間短縮/移動が軽快
  • デメリット:液体制限(100ml)/重量・サイズ制限が厳しい(7〜10kg前後)

【預け入れ荷物あり】

  • メリット:装備の自由度が高く、寒冷地対応やもしもの備えも可能
  • デメリット:追加料金・ロストリスク/空港での手間が増える

ご自身の旅のスタイルに応じて、持ち物の取捨選択を行いましょう。

次のセクションでは、実際に何を持っていくべきかを「世界一周パッキングチェックリスト」として具体的に紹介します。

【保存版】世界一周パッキングチェックリスト

世界一周を始めるにあたって、多くの人が真っ先に気になるのが「何を持って行くべきか?」という問題です。旅先での快適さ、安全性、そして自由度を左右するのがパッキング。ここでは、実際の経験をもとに、世界一周や長期旅行に必要な持ち物をカテゴリ別にまとめたチェックリストを紹介します。

必携アイテム(パスポート・お金など)

まずは、これがなければ旅が始まらないという「最重要アイテム」から。

  • パスポート・ビザ:残存期間・必要ビザの確認を忘れずに。
  • クレジットカード & デビットカード:メイン+予備の2枚以上を推奨。WiseやRevolutのような多通貨対応のカードも人気です。
  • 現金(日本円+米ドル):両替が難しい国ではUSDが有効。
  • 海外旅行保険の証書と連絡先:クレカ付帯の保険でカバーできる範囲か確認。
  • 書類のバックアップ:パスポートのコピーや航空券の控えなどをPDFで保存(Google DriveやDropboxなど)

衣類:速乾・軽量・重ね着で全気候に対応する基本セット

  • Tシャツ(速乾素材)1〜3枚:毎日の着回し用。軽くてすぐ乾く素材が旅には最適。
  • 長袖シャツ(薄手)1〜2枚:日差し・虫除け・宗教対策にも便利な万能選手。
  • 羽織り(レインジャケット):冷房の強い車内、悪天候時など一枚あると便利。
  • 防寒着(ダウン or フリース)1枚:夜行バスや高地、寒冷地域で活躍。
  • パンツ(速乾性)1〜2本:動きやすく汚れに強く軽い素材が理想。街歩きにも使えるデザインを。
  • ショーツ(短パン)1本:暑い地域や宿内でのリラックス着として。海や川などで水着の代用。
  • レギンス/タイツ 1本:寒冷地・登山・夜行移動時の保温用に。
  • インナー上下(速乾素材)3セット:毎日交換できるように。洗濯しやすさがポイント。
  • インナー上下(保温素材)1〜2セット:寒冷地に行く場合は防寒着の中に重ね着。
  • パジャマ兼用のリラックスウェア:夜用に快適な軽装が1セットあると疲れが取れやすい。

防寒対策は重ね着で対応

東南アジアなど温暖な地域だけなら防寒着は無くても問題ないです。
寒冷地や高山帯に行く場合は、しっかりと準備しましょう。長期旅では重ね着することで上手に寒暖対応するのがポイントです。厚手の防寒着はかさばるので、保温素材のインナー、レギンス/タイツ、フリースやダウン、レインジャケットと持ち物すべてを重ね着すれば、たいていの寒さに対応できます。寒さに応じて重ね着する枚数を調整しましょう。

バッグ類:用途別に使い分けて、収納効率と移動効率を両立

  • メインバック:バックパッカーなら40〜50Lサイズが主流。スーツケースもあり。長期+多拠点の移動を考慮して選ぶ。
  • サブバッグ(デイパック):街歩き・機内・日帰り観光用に軽量タイプが便利。
  • ウエストポーチ/スリングバッグ:貴重品を身に着ける用。旅先では分散持ちが鉄則。
  • パッキングキューブ/圧縮バッグ:衣類の整理に便利。容量が足りない時に。
  • ドライバッグ(10L前後):雨天移動、洗濯物収納、水辺のアクティビティ用に。
  • 南京錠(ダイヤル式)2個程度:宿のロッカーやバックパックのジッパーに。TSA対応なら空港でも便利。
  • レインカバー:バックパックごと覆えるタイプ。雨対策・防汚用に。

メインバック選びの基準とは?

サイズ:40〜50Lが主流。機内持ち込み・預け荷物の境界線。
機能性:背面パネルの通気性、チェスト・ウエストベルトの有無で体感重量が変わる。
ブランド:Osprey、グレゴリー、モンベルなどが旅人に人気。

サブバッグは「収納 × 軽量 × シンプル」が正解

使わないときに収納できるタイプは、LCCで荷物を1個にまとめたいときに重宝します。
容量15〜25L前後が、街歩きや市場での買い物にちょうど良いサイズ感。

デジタル機器:通信・記録・ノマド作業のための厳選装備

  • スマートフォン(SIMフリー)1〜2台:現地SIM対応機は必須。防水・デュアルSIM対応だと安心。
  • モバイルバッテリー(10,000〜20,000mAh):丸一日外出でも安心の容量。LCC機内制限に注意。
  • 充電ケーブル類(USB-C/Lightning):充電器材数に応じて複数。3in1タイプも便利。
  • 電源変換プラグ(マルチタイプ):全世界対応型を選べば1つでOK。USBポート付きが便利。
  • 電源タップ(2〜3口/USB付き):宿にコンセントが少ない場面でも全デバイスを一括充電可能。
  • ノートパソコン(軽量&耐久性重視):ノマド作業や写真整理に。14インチ未満が持ち運びに便利。
  • 携帯マウス:作業効率を大きく上げる便利グッズ。
  • イヤホン/ヘッドホン(有線 or Bluetooth):動画・会議・機内・雑音回避に。ノイズキャンセリングだと快適度UP。
  • eSIMアプリ(Airalo、Nomadなど):渡航前に設定可能。現地到着後すぐに通信確保。
  • SIMピン:SIMへの切り替え時に必須。
  • Kindle/電子書籍リーダー:読書・長距離移動中の暇つぶしに最適。バッテリーも長持ち。

モバイルバッテリー選びのポイント

飛行機搭乗時は 160Wh(43,000mAh)以下が原則
多くのLCCでは 20,000mAh未満で手荷物持ち込みが可能
AnkerやCIOの軽量&高出力モデルが人気。スマホ2回分+PC1回分が目安。

ノートPCは「耐久性」「軽さ」「汎用性」で選ぶ

  • 世界一周なら 軽さ(1.5kg以下)+ローカル修理のしやすさ がカギ
  • Windows機ならThinkPadやSurface Goシリーズ、MacならMacBook Air(M2)が鉄板
  • SSD256GB以上、メモリ8GB以上を最低ラインに

プリペイド型のeSIMは便利

  • 現地SIMを買う手間を回避できる
  • アプリから国別・日数別に購入でき、即アクティベート可能
  • Airalo、Nomad、Ubigiなどが旅人に人気

洗面・衛生用品:毎日の清潔と快適さを保つ旅の基礎装備

  • 歯ブラシ&歯磨き粉:海外のホテルでは置いていないことも。
  • シャンプー・ボディソープ(100ml以下のトラベルボトル):持ち込み対応サイズ。固形タイプも便利。
  • 洗顔・保湿クリーム:環境変化で肌が荒れやすくなるため、普段使い慣れたものを。
  • 日焼け止め:熱帯地域や高山エリアならSPF50+
  • 虫除けスプレー:マラリヤ発生地域ならディート配合のもの
  • 速乾タオル:海やキャンプなどのレジャー、タオルのない宿など多用途。
  • 綿棒・爪切り:地味に必要になる場面が多い。
  • 洗濯セット(洗剤ばさみ・洗濯ロープ):手洗い派。軽量&簡易セットで十分。
  • トイレットペーパー(芯なし or ポケットティッシュ):紙がないことも多い。
  • ウェットティッシュ/アルコール除菌シート:手洗いできない場面、外食時に。
  • 洗面ポーチ(吊り下げタイプ):ホテル・ゲストハウスの洗面所で使いやすい。
  • 眼鏡・コンタクト(洗浄液):コンタクト洗浄液の運搬が最大の難点。

※筆者は男性のため、女性特有の持ち物に関しては抜けています。たとえば生理用品、肌ケアグッズ、服装に関する文化的配慮などは、女性旅ブロガーの体験談なども参考にされることをおすすめします。

シャンプー&ボディソープは「機内規定」と「現地事情」に注意

LCCを使うなら液体は100ml以下で統一し、ジップロックなどにまとめておくのが基本。
海外ではホテル備え付けの品質が低かったり、置いてないこともあるので、使い慣れた製品をミニボトルで持参すると安心。

洗濯グッズは「軽さ」と「汎用性」が重要

  • 洗剤:シート状や固形石けんタイプが便利。液体はこぼれるリスクあり。
  • ロープ:伸縮式+フック付きなら、どこでも干せる。
  • バケツ:折りたたみタイプや防水バッグを兼用するのもアリ。

小物・あると便利なもの:荷物に余裕があれば検討したい+α装備

  • エコバッグ/買い物袋:軽くて折りたためるタイプが便利。
  • サンダル(シャワー用・街歩き用):室内履き・ビーチ・長距離移動にも使える多用途シューズ。
  • 洗濯ロープ&洗濯バサミセット:宿での洗濯物干しに。フック付きや伸縮タイプが使いやすい。
  • カラビナ&結束バンド:荷物を吊るす・まとめる・紛失防止など、活躍シーン多数。
  • 折りたたみ傘 or レインポンチョ:地域によっては突然のスコール対策に。
  • 小型LEDライト/ヘッドライト:停電時や夜道で安全を確保。両手が使えるヘッドライトが理想。
  • インナーシェルフ:南京虫や蚊の対策に虫除け配合のものがあると安心。
  • 耳栓・アイマスク・ネックピロー:夜行バス・フライトでの睡眠の質を確保。
  • メモ帳+ペン:スマホが使えない場面でも安心。
  • 携帯カトラリーセット(箸・スプーン・フォーク):市場で買ってホテルで食べる時に便利。

サンダルは「軽量・速乾・履きやすさ」で選ぶと旅の快適度が変わる

  • リカバリー・クロックス系:履き心地と耐久性に優れるが、ややかさばる
  • シャワーサンダル系:超軽量・コンパクトで機内移動や宿用に最適
  • トレッキングサンダル:水辺でも使え、観光にも対応できる万能型

用途に応じて選び分けるか、1足で複数用途をまかなえるモデルを選ぶと荷物を減らせます。

ヘッドライトは「停電&夜間移動の安全確保」に意外と重要

アフリカ・南米・東南アジアの地方では、突然の停電や街灯がない道路も珍しくありません。
手持ちライトよりも、両手が使えるヘッドライトのほうが旅先では圧倒的に便利。
小型・USB充電式モデルがおすすめです。

旅行ルートや訪問国によって、必要なアイテムは大きく異なります。これらのアイテムはあくまで「ベース」として参考にしつつ、自分の旅スタイルや訪問地域に合わせてカスタマイズすることが重要です。次のセクションでは、「持ち物を減らす・軽くするコツ」や、ミニマリスト旅人の実践術について紹介します。

荷物の選び方と減らし方のコツ

持ち物リストを作ったあとに直面するのが、「これ全部持っていくと重すぎる…」という現実。特に世界一周や長期旅行では、移動の多さと滞在スタイルの多様性から、身軽であることが何よりの武器になります。このセクションでは、荷物を選び取る基準と、軽量化のための具体的なテクニックを紹介します。

ミニマリスト式パッキング術

「1週間分の荷物で数ヶ月旅をする」というのが定番です。そのカギは、次の3つの視点にあります。

  • 多用途であること:1枚で街歩きも山登りもできるパンツ、雨具とUVカット兼用のウインドブレーカーなど
  • 現地で洗濯:洗える衣類を選び、現地での手洗いやランドリーサービスを活用する前提で考える
  • 現地で補充:シャンプーなどの消耗品は現地で買い足せるか調べておきましょう

衣類は基本的に3セット(着る・洗う・予備)で十分。ガジェット類も「充電が被る機器はケーブルを共通化」「PCが不要ならスマホ+Bluetoothキーボードで代用」といった工夫が可能です。

軽量化のテクニックとおすすめグッズ

荷物の軽量化は、単にアイテム数を減らすだけでなく、「重さ」「かさばり」「使用頻度」を見直すことで実現します。以下は旅人に人気のアイデアと実用グッズです。

  • 圧縮バッグ(コンプレッションパック)
    衣類を圧縮することで、バッグ内の空間を大幅に節約。圧縮式のドライバッグもおすすめ。
  • 折りたたみリュック・エコバッグ
    荷物を増やしたくない人に最適。街歩きや買い物、ビーチでも活躍。
  • 速乾タオル(マイクロファイバー)
    通常のタオルより軽量・コンパクト・乾きやすい。旅には必須。
  • マルチユースなアイテム
    例:洗濯用バッグがそのままランドリーバッグに、カトラリーセットがアウトドアでも使える、など。
  • ポーチ・スタッフサックの色分け収納
    荷物の「中身がごちゃつく」ことによるストレスも回避できる。

また、重量だけでなく「出しやすさ」「しまいやすさ」も重要です。出し入れにストレスを感じると、結局使わなくなるアイテムも増えてしまいます。

パッキングは「技術」であり「戦略」です。あなたの旅の目的とスタイルに合わせて、最低限必要なものだけを持ち、あとは現地で柔軟に対応できる準備力こそが、本当の旅支度の完成形です。

次は、便利なチェックリストのテンプレートや、ダウンロード素材について紹介します。

【無料DL】チェックリストテンプレート配布

ここまで読んできて「持ち物が多すぎて頭が混乱してきた…」という人のために、私が実際に使っているチェックリストをPDF/Excel形式でご用意しました。必要な項目を選ぶだけで、自分に合った世界一周用パッキングリストがすぐに完成します。

PDF/Excel形式で持ち歩ける

チェックリストは以下の2形式で提供しています。

  • PDF版(スマホ閲覧用):印刷不要。スマホで見ながら荷造りできます
  • Excel版(編集可能):項目の追加・削除・メモ書きが自由自在。Googleスプレッドシートとして使うことも可能

旅のスタイルや日数、訪問国によって必要な持ち物は大きく異なりますが、テンプレートをベースに調整することで、「何かを忘れるかもしれない」という不安を減らすことができます。

カスタマイズ可能な構成

このチェックリストは、「どんな旅にも対応できるように」複数のテンプレートを用意しています。以下のような用途に合わせてダウンロードしていただけます。

  • 一人旅バックパッカー向け(軽量&必要最小限)
  • デジタルノマド向け(PC・ガジェット重視)
  • 女性旅スタイル向け(文化圏対応/生理用品など)
  • 旅慣れた人向けミニマル版(上級者向け)

また、チェックリストに加えて「現地で買えるもの・買えないもの」「空港でスムーズに動くための荷物整理術」などの補足メモも付属。旅の不安を「見える化」して潰しておくことが、快適な長期旅行への第一歩になります。

次は、実際に世界一周経験者として「持って行って正解だったもの/不要だったもの」を振り返って紹介します。

実体験からわかった「持って行ってよかった/不要だった物」

持ち物リストを作るとき、旅人の本音として一番気になるのは「実際に何が役に立ったのか?」「逆に何を持って行かなくてよかったのか?」ということではないでしょうか。ここでは、筆者自身の世界一周経験をもとに、リアルに役立ったアイテムと、正直いらなかったものを紹介します。

持参して正解だったアイテムTOP5

  1. SIMピン
    現地SIMを使いたいのに開けられず詰んだ…という声を旅先で何度も聞きました。なくても代用品はあるけれど、小さくて軽いものなので必携。
  2. 圧縮バッグ(コンプレッションパック)
    旅中に衣類の整理が劇的にラクになりました。特に移動が多いバックパッカーには必須レベル。
  3. サンダル(クロックス系)
    シャワー・移動・室内履きなど多用途で活躍。重さと収納スペースに見合う価値あり。
  4. 予備のクレジットカード(メインカードの障害対策)
    海外でひとつのカードが使えない・盗まれるトラブルは意外と多い。複数枚所持が心の余裕にもつながります。

結局使わなかったアイテムTOP5

  1. 折りたたみ傘
    使う機会なし。両手が開く、帽子(日除け)や防水ウェア(雨除け)が便利かつ安全。
  2. 大量のコンタクト洗浄液
    とにかく重い。アフリカでも主要都市に行けば購入可能。旅程に合わせて必要分を1か月単位で買い足す。
  3. 変圧器(大型タイプ)
    最近のデジタル機器は100〜240V対応が基本。変換プラグだけで十分だった。

「これ使わなかったな…」という経験は、荷物の重さや使い勝手に直結します。これらの実体験をふまえて、自分にとっての“必要”と“不要”を見極めていくことが、賢いパッキングにつながります。

次のセクションでは、旅人から寄せられる質問の多い「スーツケースとバックパックの選び方」「現地調達の可否」「飛行機の重量対策」などをQ&A形式で解説します。

よくある質問(FAQ)

旅の持ち物について調べていると、「これはどうしたらいいんだろう?」という細かな疑問が出てくるものです。ここでは、世界一周経験者としてよく聞かれる質問をQ&A形式でまとめました。

スーツケース vs バックパック、どっちがいい?

答え:旅のスタイル次第。都市中心ならスーツケース、長期かつ複数国ならバックパックがおすすめ。

  • スーツケースは整理整頓しやすく、防犯性が高い。ただし階段や舗装されていない道路では不便。
  • バックパックは機動力と柔軟性が強み。長期旅・交通網が発展していない地域では断然有利。

▶ 目安として、30日未満で2〜3都市を巡る程度ならスーツケース、それ以上の移動・国数ならバックパックがベターです。

現地で調達できるものと、できないものは?

答え:日用品は大体現地で買えるが、「信頼性」と「使い慣れたもの」は日本から持参が安心。

  • 【現地で買えるもの】:Tシャツ、洗剤、文具、歯ブラシなどの日用品(ただし質は不安定)
  • 【現地で買いにくいもの】:常備薬、眼鏡・コンタクト、SIMピン、SDカード、速乾性ウェアなど

▶ 特に医療系・電子機器系は「現地調達できるけど性能に不満」というケースが多いため、重要なものは日本から

飛行機の重量制限対策は?

答え:出発前に航空会社の規定を確認し、パッキングで分散&着込み対策を。

  • LCCは特に厳しいため、機内持ち込み7kg制限などを事前に把握しておくこと。
  • 重量オーバー時の小技:衣類を着込む/ポケット付きのアウターに荷物を分散/サブバッグを「身の回り品」として別枠にカウント

▶ 国際線・LCC・コードシェア便では、「同じ便名でも規定が違う」こともあるので、出発前のチェックがマストです。


このFAQを押さえておけば、旅の準備中の「モヤモヤ」もすっきり解消されるはずです。最後に、他の関連コンテンツを確認しながら、さらに知識を深めていきましょう。

まとめ|持ち物の最適化は、旅の質を左右する

世界一周や長期の海外旅行は、持ち物ひとつで快適さも自由度も大きく変わります。荷物が多すぎれば移動はストレスになり、少なすぎれば現地で困ることも。そのバランスを取るために、この記事では以下のような観点で持ち物リストを構築してきました。

  • よくある失敗例から学ぶ「持ちすぎ・忘れ物」の回避法
  • 世界一周の実体験に基づいたパッキングチェックリスト
  • 地域・気候・文化ごとの最適な持ち物の選び方
  • 荷物を減らすための軽量化&多用途グッズの活用術
  • 実際に使ってよかった/不要だったアイテムの振り返り
  • よくある疑問への具体的な回答(FAQ)

旅の準備は、ワクワクと不安が入り混じる時間です。しかし、必要なものを整理し、安心できる持ち物リストを整えておくことで、不安を減らし、「旅を楽しむ余白」を作ることができます。

この記事があなたのパッキングの参考になり、より良い旅の出発点となることを願っています。